40代以上の女性でよく歩くお仕事をなさっている方が注意すべき事

お仕事の都合上、どうしても長い距離を歩いたり、一日中立ちっぱなしになったりする方は少なくありません。

 

販売、介護、医療・福祉、清掃、配達、接客、現場作業など、歩くことが多いお仕事は、体を動かすという意味では健康的な面もあります。

 

しかし、仕事として毎日長時間歩く場合は、知らないうちに足腰へ疲れがたまっていることもあります。

 

特に40代以上の女性は、筋力や回復力の変化、睡眠の質、冷え、むくみ、ホルモンバランスの変化などが重なりやすい年代です。

 

若い頃は一晩寝れば回復していた足の疲れが、翌朝まで残ることもあります。

 

そのため、よく歩くお仕事をされている方は、「歩いているから大丈夫」と考えるのではなく、歩いたあとのケアまで含めて体を整えることが大切です。

東洋の考え方には、「久行傷筋、労於肝也」という言葉があります。

 

簡単に言えば、長く歩きすぎると筋を傷め、肝に負担がかかる、という意味です。

 

ここでいう「肝」は、西洋医学でいう肝臓そのものだけを指しているわけではありません。

 

東洋の見方では、肝は血(けつ)のめぐり、筋肉や腱のしなやかさ、目の疲れ、気分の安定などと関係が深いと考えられています。

 

そのため、よく歩く方に起こりやすい、ふくらはぎの張り、足のつり、足裏の痛み、すねの疲れ、目の疲れ、イライラしやすさなどを、東洋では「肝」や「筋」の疲れとして捉えることがあります。

一方、西洋の視点で見ると、長時間の歩行は、ふくらはぎ、足裏、すね、膝、股関節、腰などに繰り返し負担がかかる状態です。

 

歩くこと自体は体によい習慣ですが、仕事として同じ動作を毎日続ける場合は、筋肉や腱、関節に疲労が蓄積しやすくなります。

 

特に注意したいのは、ふくらはぎと足裏です。

 

ふくらはぎは、足元の血液を上に戻す働きに関わる大切な部分です。

 

ここが疲れて硬くなると、足の重だるさ、むくみ、冷え感につながりやすくなります。

 

また、足裏のアーチが崩れたり、合わない靴で歩き続けたりすると、足裏だけでなく、膝や腰にまで負担が広がることがあります。

 

仕事用の靴は、底がすり減っていないか、サイズが合っているか、かかとが安定しているか、クッション性があるかを確認しておきましょう。

 

安さや軽さだけで選ぶのではなく、長時間履いても足が安定するかが大切です。

 

必要に応じて、インソールを使うのも一つの方法です。

歩いたあとのケアも大切です。

 

帰宅後や休憩中に、ふくらはぎを軽く伸ばす、足首を回す、つま先を上げ下げする、足裏をやさしくほぐすだけでも、疲れの残り方が変わることがあります。

 

強く揉みすぎる必要はありません。気持ちよい範囲で、呼吸を止めずに行うことが大切です。

 

入浴で体を温めることも、筋肉のこわばりや冷えが気になる方には取り入れやすい方法です。

足がつりやすい方は、筋肉の疲労だけでなく、水分不足、汗によるミネラルの不足、冷え、睡眠不足などが関係していることもあります。

 

暑い時期はもちろん、涼しい季節でも、仕事中に水分をあまり取らない方は注意が必要です。

 

食事では、たんぱく質、鉄、ビタミン、ミネラルを意識しましょう。

 

筋肉や血の材料になる栄養が不足すると、疲れが抜けにくく感じることがあります。

 

東洋の養生としては、下記の素材を取り入れるのもよいでしょう。

 

たとえば、ほうれん草、小松菜、にら、セロリ、ピーマン、クコの実、あさり、しじみ、卵、黒ごま、いちご、レモンなどです。

 

レバーも栄養豊富な食材ですが、毎日たくさん食べるというより、ときどき取り入れる程度でよいでしょう。

 

苦手な方は、卵、魚、大豆製品、緑黄色野菜などを組み合わせて、無理のない形で整えていくのがおすすめです。

 

大切なのは、「これを食べればよい」という単品の考え方ではなく、歩く仕事を支えるために、体をつくる食事、巡りを支える生活、休ませる時間を整えることです。

よく歩くお仕事は、体を動かすという意味では大きな強みです。

 

しかし、仕事で歩くことと、体を整えるための運動は少し違います。

 

仕事中の歩行は、時間、姿勢、靴、休憩のタイミングを自分の都合だけで調整しにくく、同じ部分に負担がかかりやすいからです。

 

だからこそ、よく歩く方ほど、足を休ませる時間、筋肉をゆるめる時間、栄養を補う食事、合った靴選びを意識していただきたいです。

 

東洋では、歩きすぎは「筋」と「肝」に負担をかけると考えます。

 

西洋では、筋肉、腱、関節、血流への負担として捉えます。

 

見方は違っても、共通しているのは、使いすぎた体はきちんと回復させる必要があるということです。

 

足のだるさ、むくみ、こむら返り、膝や腰の痛みが続く場合は、無理に我慢し続けないことも大切です。

 

片足だけ強く腫れる、痛みが強い、しびれがある、血管が浮き出て痛む、歩くと強い痛みが出るといった場合は、自己判断せず医療機関に相談してください。

 

毎日を元気に過ごすためにも、よく歩くお仕事をされている方は、歩く量だけでなく、歩いたあとのケアにも目を向けてみてください。

 

※これは一般的な健康情報です。医薬品ではありません。体調には個人差がありますので、ご自身の状態に合わせて無理のない範囲で意識してください。

ブログへ戻る

毎日の一杯に、
藤葉漢方の和漢茶を。

公式LINEでも、
毎日の健康を。

健康相談も、ブログも、

ラジオも。
藤葉漢方の公式LINEから。

藤葉漢方の公式LINEでは、商品選びや日々の健康についてのご相談を受け付けています。


毎週更新しているブログや「藤葉漢方ラジオ」の新着情報もお届けしています。

 

季節の養生や健康について、日々の暮らしに取り入れやすい情報をお届けします。

藤葉漢方公式LINEを
友だち追加

40代以上の女性の
健康と美容に
役立つメルマガ

季節の過ごし方や、毎日の健康づくりに役立つ情報をお届けしています。


暮らしの中で無理なく取り入れられる養生の知恵を、メールでゆっくりお楽しみください。

Thanks for contacting us. We'll get back to you as soon as possible.