皆様は不感蒸泄という言葉をご存じですか?
不感蒸泄は「ふかんじょうせつ」と読みまして、簡単に言いますと皮膚や粘膜、呼気などから無意識に蒸発する水分を指します。
つまり、体からは汗など目に見える形で水分が出ているだけでなく、何もしていなくても無意識で水分が出てしまっているという訳ですね。
特に冬になりますと気温が下がり乾燥していますので、この不感蒸泄で出て行ってしまう水分が多くなります。
暖房を使うとより湿度が下がって乾燥しますので、水分が出て行くスピードがさらに加速されます。
そこで心配になるのが、今回皆様にお伝えしたい「かくれ脱水」ですね。
かくれ脱水とは中々聞き慣れない言葉ですが、簡単に言いますと気付かないうちに体内の水分不足(脱水症状)が進行している状態を指します。
脱水症になりますと、めまいや嘔吐、脳梗塞や心筋梗塞などの原因になったりします。ご年配の方やお子様はより注意をすべきでしょう。
かくれ脱水の初期症状を上げていきますと・・・
■口の中が粘つく
■皮膚のかさつき
■手足の冷え
■ふらつきやめまい
■頭がぼーっとする
■のどが乾く
■立ちくらみ
■疲労感
上記等の症状が現れるとされています。他にも小さいお手洗いの色が濃くなる等の特徴があります。
重ねてになりますが、ご年配の方ほど注意が必要ですので、ご家族にご年配の方やお子様がいらっしゃる方は是非冬もしっかりと水分補給が大切とお伝え下さい。
先ほどの不感蒸泄も原因の一つですが、そもそもの話冬になりますと水分補給の回数が減ってしまうため、より注意が必要です。
この時期ですと白湯で飲むと体が温まって良いですよ。加湿器や肌の保湿も大切です。
しっかりと水分補給をして、かくれ脱水にならないように気をつけましょう:)