座り仕事の弊害と聞きますと血行不良などが真っ先に思い浮かぶと思うのですが、実はそれだけではございません。
座り仕事は東洋の目線から見ますと、他にも様々な弊害と関係があります。
古い中国の医学書には、久坐傷肉労於脾也という記載があります。
これを簡単に訳しますと、座りっぱなしだと脾が弱り肉が傷つくという意味になります。
脾は胃腸を含めた消化器官系全般を指す言葉であり、不調になりますと唇の荒れ・よだれの過多・消化不良・胃もたれ・倦怠感・食欲不振・胃下垂等になったりします。
また、先日の投稿のように脾は顔のたるみにも関係がありますので、40代以上の女性で座り仕事をされている方は、脾をしっかりケアした方が良いというわけですね。
養生としてオススメの食材としては・・・
カボチャ・じゃがいも・サツマイモ・トウモロコシ・にんじん・ヤマイモ・大豆・卵黄・パプリカ(黄)
上記がオススメです。
また、出来れば胃腸を労るためにも煮る・蒸すなどの調理法がオススメになります。
脾は肌肉や四肢を司るとも言われており、その影響は全身に及びます。
しっかりと内側からもケアをして美容に取り組みましょう:)