肝の養生として意識したい食材
ここからは、東洋医学・薬膳の考え方に基づいて、肝や血のケアに用いられてきた食材をいくつかご紹介します。一般的な栄養学的にも、バランスの良い食生活の一部として取り入れやすいものが多いです。
・セロリ・レモン・いちごなどの果物・ニラ・クコの実・アサリ・シジミなどの貝類・豚レバー・レモングラス・ほうれん草・小松菜・ピーマンなど
これらを意識的にとったからといって、特定の症状が必ず改善するというものではありませんが、からだ全体の巡りや潤いを支える“土台づくり”として、日々の食卓に少しずつ加えていただくイメージで活用してみてください。
食べ方のコツと、気をつけたいポイント
肝の養生を意識するときは、「何を食べるか」と同じくらい「どう食べるか」も大切です。
・酸味は“ほどほど”に楽しむ
酢の物やレモンを使った料理は良いのですが、酸味の強い飲料やお菓子を大量にとると、胃酸過多や胃もたれにつながることがあります。
毎食たっぷりではなく、「一品を酸味のある料理にする」くらいのバランスを意識してみてください。
・冷たい酸味に偏りすぎない
冷たい炭酸飲料やアイスなどで酸味をとりすぎると、胃腸を冷やしやすくなる場合があります。可能であれば、常温か温かい料理・飲み物で酸味を楽しむほうが、お腹にはやさしいです。
・よく噛み、香りも味わう
香りや咀嚼の刺激は、自律神経のバランスを整える一助になるとされます。一口ずつよく噛んで、香りと味をじっくり感じることが、結果として“気の巡り”を整えるサポートにもつながります。