40代以上の女性は体の変化も激しく、唇のケアにも気を遣っている方は多いのではないでしょうか。
実は40代以上の女性は男性よりも唇の荒れ、シワが顕著になるという調査結果があります。
リップケアはネイルケア同様外側からケアする事も非常に重要ですが、内側からもしっかりケアすればもっとケアが出来ます。
今回はそんな内側からもリップケアが出来る漢方の知識についての記事になります。
東洋の知識では「脾(ひ)は口に開竅(かいびゃく)し、その華は唇にある」とされています。
脾とは主に胃腸などを含めた消化器官全般を表しており、現代風に↑を簡単に翻訳しますと
「消化器官系は口と密接に関係があり、特に唇は消化器官系の状態を反映しやすい」
という感じですね。
他にも西洋学的に言いますと、女性ホルモンの低下や乱れは唇の乾燥にも繋がるとされています。
前回同様、ホルモンの代謝は「腎」が大いに関係しているとされていますので、腎も唇のコンディションに関係があるということですね。
つまり、腎と脾をしっかりとケアすればリップケアもしっかりと出来ますし、逆に悪くなれば唇のコンディションも悪くなってしまうという事です。
養生としてオススメの食材としては・・・
鮭・芋類(じゃがいも・さつまいも・やまいも・さといも)・にんじん・大豆・白いんげん・豆腐・りんご・肉類・クコの実・栗・松の実・くるみ・黒豆・黒米・黒キクラゲ・黒胡麻
上記がオススメになります。
西洋学的には、ビタミンB2/B3/B6/B12をはじめ、ビタミンC/Aも大切ですね。
他にもオメガ3脂肪酸や亜鉛も意識して摂ると良いでしょう。
くちびるはストレスや生活習慣の乱れも反映されやすいです。
内側8割外側2割とも言いますし、リップケアをしっかりとしたい方は栄養素や食材以外にも、生活習慣も意識してみましょう:)
最後に注意点として、くちびるに激痛があったり水疱が出来ているなど、「なんかいつもと違うな・・・」と感じた場合はがまんせずに早めに受診することをオススメいたします。