以前西洋学から見た40代以上の女性のオーラル環境についての記事を書きましたので、今回は漢方から見たオーラルケアに関する記事になります。
以前と言いましても三ヶ月も前の記事になりますので、探すのも大変ですし要約いたしますと・・・。
40代以上の女性は女性ホルモンの減少に伴い、
①ドライマウスになりやすくなる→口腔環境が悪化しやすくなり、歯周病にかかりやすくなる
②また、40代以上の女性は骨密度が低下しやすくなる→歯周病は歯肉の炎症だけでなく、歯の根元の骨をも溶かしてしまうため、骨密度低下と合わさって重症化しやすい
事実、とある調査によりますと40代以上の方で歯を一本以上失っている方は約3割程度もいらっしゃるとされているので、しっかりとオーラルケアを実施しましょうというお話でした。
東洋の目線から見ますと、歯は腎と大きく関わっています。
腎は腎臓などを含めた泌尿器系を含んだ概念で有り、ホルモンバランスの代謝にも関係がある他、ざっくり言いますと生命力を蓄えた臓器でもあります。
それ故に、腎が衰えますと歯が抜けてしまうだけでなく、髪が抜ける・白髪・耳鳴りなどの所謂老化現象が出てしまうとされています。
40代以上の女性はどうしても腎が弱ってしまいますので、オーラルの健康の為にも是非腎も一緒にケアをして欲しいという訳です。
養生としてオススメの食材は・・・
クコの実・栗・豚肉・松の実・くるみ・黒豆・黒米・黒キクラゲ・黒胡麻・山芋・牡蠣・シイタケ・ごぼう・わかめ・昆布・ヒジキ・カシューナッツ・桑の実・えび
上記になります。
歯の健康は非常に重要で、状態によっては食事が楽しめなくなる・全身に悪影響が出てしまいます。
オーラル環境を維持するためには歯医者様へ定期的に受診されることは欠かせませんので、しっかりと定期的に行くようにしましょう:)