尿管結石と聞きますと男性の病気というイメージがありますが、そんな事はありません。
今回は実は女性でもなりやすい尿管結石について知って頂きたく記事を執筆いたします。
まず最初にお伝えしたい事としては、冒頭でもお伝えしたとおり尿管結石は決して男性だけの病気ではないと言うことです。
男性の場合40代から罹患率がピークになるのですが、実は女性は50代からかかりやすい病気とされています。
男女比で言いますと男性:女性=2.5:1とも言われており、決して男性しかかからない病気ではないという訳ですね。
尿管結石は痛みの王様という別名があるとおり、激痛で知られていますが、具体的にはどのような痛みなのでしょうか?
尿管結石などが原因で起こる激痛は疝痛発作(せんつうほっさ)とも言われており、尿管結石の場合は夜間や早朝に背中から脇腹にかけて激痛が起こり、それが2~3時間も続きます。
本当に恐ろしいですね・・・。
具体的な予防策としては
水分をたくさん摂取する:1日2リットル以上の水分を摂取することを目標にしましょう。
水分不足は尿を濃縮させ、結石が形成されやすくなります。特に汗をかいた時や食後は意識的に水分補給をしましょう。
シュウ酸を控える:シュウ酸は結石の主成分となる物質です。
シュウ酸を多く含む食品は、ほうれん草、たけのこ、ココア、チョコレート、紅茶などです。
これらの食品を控えるだけでなく、調理方法を変えることでシュウ酸の吸収を減らすこともできます。
例えば、ほうれん草は茹でることでシュウ酸を約半分に減らすことができます。
カルシウムを摂取する:以前は、カルシウムの摂取が結石の原因と考えられていました。
しかし、最近の研究では、カルシウムの摂取と結石のリスクの関係は明らかではないことがわかっています。
1日600mg~800mgのカルシウムを摂取することを目標にしましょう。
プリン体・動物性タンパク質を控える:プリン体や動物性タンパク質の過剰摂取は、尿酸を増やし、尿酸結石の原因となる可能性があります。
生活習慣
適度な運動をする:運動不足は肥満や糖尿病などの生活習慣病のリスクを高め、尿管結石の発症にもつながります。
ウォーキング、ジョギング、水泳などがおすすめです。
肥満を解消する:肥満は尿管結石のリスクを高めます。
食事療法と運動療法を組み合わせることで、効果的に体重を減らすことができます。
十分な睡眠をとる:睡眠不足は脱水やホルモンバランスの乱れを引き起こし、尿管結石のリスクを高めます。
毎日7~8時間程度の睡眠を心がけましょう。
禁煙する:喫煙は尿管結石のリスクを高めます。
喫煙している方は、禁煙しましょう。
過度な飲酒を控える:過度な飲酒は脱水や尿酸値の上昇を引き起こし、尿管結石のリスクを高めます。
上記などがあります。他にも大切なこととしては・・・
定期的に検査を受ける:
尿管結石の既往がある方は、定期に尿検査を受けることをおすすめします。
また、実は尿管結石は夏に起こりやすいとされています。
尿管結石は絶対になりたくない!と皆様思っていらっしゃると思いますので、しっかりと予防をして痛い思いをしないようにしましょう。