40代以上の女性は周りの環境や体の変化により、どうしてもストレスがたまりやすくなっています。
今回はそのストレスによって起こりやすいのどに妙な突っかかっている様な違和感を感じる原因と漢方に関するお話になります。
東洋の知識の目線から見ますと、のどになんとなくな違和感で、のどになにもないのになぜか突っかかっている感じのことを梅核気(ばいかくき)と言います。
何その名前?と思った方もいるかと存じますが、これは梅の種(核)がのどにつまったような感覚から名付けられたとされています。
咽喉頭異常感症(ヒステリー球)なんて別名もあり、先述したとおり主な原因はストレスだと言われています。
そんな梅核気(ばいかくき)に良いとされる漢方のひとつに半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)があります。
効能は体力中等度をめやすとして、気分がふさいで、咽喉・食道部に異物感があり、ときに動悸、めまい、嘔気などを伴う次の諸症:不安神経症、神経性胃炎、つわり、せき、しわがれ声、のどのつかえ感となっています。
また、漢方的には他にも原因はありますが肝の機能が低下して気が滞ってしまうことにより梅核気も起こってしまうと考えられています。
肝はもともとストレスの影響を受けやすいので、ケアはしっかり行った方が良いでしょう。
養生としてオススメの食材は・・・
セロリ・レモン・いちご・ニラ・クコの実・アサリ・豚レバー・レモングラス・ほうれん草・小松菜・ピーマン
実は私も会社員だった時に梅核気になった事があります。梅核気は一度気になったらずっと気になりますのでとにかく嫌ですね・・・。
さすがに一瞬で治るとまでは行きませんでしたが、この半夏厚朴湯と一緒にスポーツをしてストレスを発散させるようにしたところ、いつの間にか感じなくなりました。
梅核気はどの年代でも起こりやすいとされていますが、とある説によりますと40~50代女性に多いとされています。
半夏厚朴湯も漢方薬ですので飲める方・相談すべき方もいますが、ご検討なさるのもよろしいかと存じます。
是非一度ドラッグストアか薬局の薬の資格者へご相談なさってみて下さい:)