40代以上の女性の
二の腕のたるみ対策

年齢を重ねるにつれて、二の腕が気になってきたという方は少なくありません。

 

体重はそれほど変わっていないのに、以前よりやわらかく見える、半袖を着るのをためらってしまう、そのようなお悩みを抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

 

二の腕は、もともと日常生活の中で意識してしっかり使う機会が多い部位ではありません。

 

特に腕の裏側は、使っているつもりでも刺激が入りにくく、年齢とともに筋肉への刺激が減ることで、少しずつ締まりが出にくくなることがあります。

 

さらに40代以降は、筋肉量が落ちやすくなったり、皮膚のハリが以前より変化しやすくなったりするため、二の腕の見た目にも影響が出やすくなります。

西洋医学の視点から見ますと、二の腕のたるみには主に「筋肉量」「皮下脂肪」「皮膚のハリ」が関わります。

 

食事量だけを減らして体重を落とそうとすると、脂肪だけでなく筋肉まで減りやすく、かえって締まりが失われて見えることがあります。

 

そのため、二の腕を整えたいときは、単に食事を減らすのではなく、筋肉を落としすぎないことが大切です。

 

特に、たんぱく質を意識した食事と、無理のない範囲での筋力トレーニングを組み合わせることが基本になります。

一方、東洋では二の腕だけを切り離して見るのではなく、全身の土台の状態が表れているものとして捉えます。

 

関わりやすい考え方として挙げられるのが「脾」「腎」「瘀血」です。

 

脾は、消化吸収や、体を養う土台に関わるものとして考えられています。

 

ここが弱ると、筋肉や肌を支える力が不足しやすいと捉えます。

 

腎は、年齢とともに変化しやすい体の土台に関わるものとして考えられます。

 

さらに瘀血は、巡りが滞っている状態を指し、東洋では栄養やうるおいが末端まで届きにくい背景の一つとして考えます。

 

つまり、二の腕のたるみを局所だけの問題ではなく、消化吸収の力、年齢に伴う変化、巡りの状態などが重なって表れているものとして見ていきます。

 

ですので、外側から腕だけを動かすだけでなく、日々の食事や体の冷やしすぎにも目を向けることが大切です。

食事では、まず西洋医学的にも基本となるたんぱく質を意識したいところです。

 

魚、卵、鶏肉、大豆製品、豆類、乳製品などは、筋肉を保つ土台として役立ちます。

 

そのうえで養生としては、「脾」「腎」「瘀血」を意識して日々の食事を整えるという考え方があります。

 

山芋、さつまいも、にんじん、豆腐、納豆など、日々の食卓に取り入れやすく、消化吸収の土台を支える食材です。

 

他にも、黒ごま、くるみ、黒豆など、年齢とともに変化しやすい体の土台を支えるイメージで取り入れます。

 

加えて、青魚、たまねぎ、黒きくらげ、らっきょうなど、巡りを意識した食材を、体調に合わせて無理のない範囲で取り入れるのも一つです。

 

 

特別なものを少しだけ摂るよりも、温かく、消化しやすく、偏りの少ない食事を続けることのほうが大切です。

 

冷たい飲み物や生ものに偏りやすい方、胃腸が弱りやすい方は、温かい汁物や蒸し料理などをうまく取り入れてみてください。

 

体を冷やしすぎないようにすることも、日々の養生としては大切です。

もちろん、内側からのケアだけではなく、外側からの働きかけも重要です。

 

二の腕の見た目を整えるには、ストレッチだけでなく、軽い筋力トレーニングも取り入れるとよいでしょう。

 

壁に手をついて行う腕立て伏せ、軽いダンベルやペットボトルを使った腕の曲げ伸ばし、肩甲骨を寄せる動きなどは続けやすい方法です。

 

二の腕だけでなく、背中や肩まわりも一緒に動かすほうが、全体の印象は整いやすくなります。

 

猫背気味になると二の腕が外に流れて見えやすいため、姿勢を整える意識も大切です。

二の腕のたるみは、年齢のせいだから仕方がないと諦める必要はありません。

 

ただし、短期間で大きく変えるというよりも、食事、運動、冷やしすぎない工夫を積み重ねていくことが大切です。

 

東洋では体の土台と巡りを整えることを重視し、西洋医学では筋肉、栄養、活動量を重視します。

 

視点は異なっても、毎日の生活を丁寧に整えることが大切という点は共通しています。

 

無理のない範囲で、できることから少しずつ始めてみてください。

 

※本稿は一般的な健康情報です。医薬品ではありません。感じ方や変化には個人差があります。

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