食後に眠気を感じて困っている方も多いと思います。
昼ごはん食べて今から頑張らないといけないのに眠い…となると、仕事や家事も中々手がつかず厄介ですよね。
今回はそんな食後に眠気を感じてしまう方の原因と漢方薬のご紹介になります。
東洋の世界では、食後に眠くなる方は脾が大きくかかわっています。
脾とは胃腸を含めた消化器官全般を指す概念で、弱ると胃もたれや消化不良、気力の不足や食後の眠気につながってしまいます。
体力を回復しいっぱいご飯食べよう…と思って頑張って食べても、逆に脾に負担が行き、ますます眠気が強くなる…という事も考えられます。
まとめますと、ご飯後に眠気が来る方は脾をケアすることがオススメという訳です。
今回そのようなお悩みの方にご紹介するのは「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」です。
効能は体力虚弱で、元気がなく、胃腸のはたらきが衰えて、疲れやすいものの次の諸症:虚弱体質、疲労倦怠、病後・術後の衰弱、食欲不振、ねあせ、感冒となっています。
以前もご紹介したことがありますね。この補中益気湯という名前の由来ですが、「中(消化器官などを表す)を補い気を益す」という意味になります。
とてもわかりやすいですね。気を補って元気を出させてくれる漢方薬になります。
他にも、養生として脾に良い物は…。
オートミール・じゃがいも・さつまいも・ちんげんさい・エンドウ豆・インゲン豆・山芋・ネギ・にんじん・にんにく・ひよこ豆・ニンニクの芽
上記が挙げられます。
他にも脾に良い漢方薬はいくつもありますので、気になる方は資格者へ相談をされると良いでしょう。
また、食後にとんでもなく眠くなるのが続く場合は糖尿病などが疑われます。
もし気になる方がいれば、一度受診されることをオススメいたします:)