夏や梅雨の時期は湿度が高いのに、なぜか唇が乾燥して荒れるという経験をされた方も多いのではないでしょうか?
今回は湿度が高い夏や梅雨の時期に唇があれやすい原因と対策に関する記事になります。
東洋の知識の目線から見ますと、この時期に唇が荒れやすいのは「脾」が大きく関係があります。
脾とは胃腸を含めた消化器官全般を指す概念で有り、「脾は口に開竅(かいきょう)し、その華は唇にある」という言葉があります。
これは簡単に言いますと、脾の状態と口や唇は大いに関係があるという意味で、脾の状態が悪くなったら、唇も乾燥し荒れやすくなるという訳です。
また、脾は湿を嫌うとされており、湿度が高い夏や梅雨になると実は弱ってしまうため、唇の状態も悪くなりがちになります。
他にも、脾が弱ると気力が無くなる・食欲不振・消化不良・胃が重い・むくみやすいなど、その影響は全身に及んでしまいます。
夏や梅雨の時期は唇のケアの為にも、健康の為にもしっかりとしたケアが大切という訳です。
養生としてオススメの食材としては・・・
サツマイモ・ジャガイモ・かぼちゃ・人参・にんにく・にんにくの芽・ネギ・マッシュルーム・さくらんぼ・干し柿・ココナッツ・山芋・オクラ・ブロッコリー・アジ・イワシ
上記がオススメです。
他にも紫外線やクーラーも唇の荒れの原因になります。
しっかりとリップクリームで保湿を気をつけるとと共に、紫外線対策用のリップクリームもあるため検討をすると良いでしょう(夜のリップケアも忘れずに)。
また、実際に荒れを治すとなると医薬品のリップクリームを使うことがオススメになります。
今はドラッグストアへ行けば色々な医薬品のリップクリームが置いておりますので、気になる方は薬の資格者へ相談をしてみましょう。
気をつけて頂きたい事は、唇の荒れは他の病気(接触性皮膚炎など)が原因の場合もあります。
何かおかしい、他に症状があるといった場合は、早めに皮膚科へ受診をするようにしましょう:)