夜が過ごしやすくなり夏が終わりつつあるのに、胃の不調がまだまだ尾を引いている方も多いと思います。
私もそうです。なんとなく胃が本調子じゃ無いなという感じです。
今回は東洋から見た夏のダメージが胃に残っており、重く感じる方向けの記事になります。
東洋の知識から見ますと、胃が重く感じる方は脾が弱っている可能性があります。
脾はざっくり言ってしまうと胃腸を含めた消化器官全般を含んだ概念であり、弱ると胃が重くなる以外にも
疲れが出ない・気力がわかない・口の周りが荒れる・顔色が黄色くなるなど、精神・健康・美容など、様々な悪影響が出てしまいます。
40代以上の女性は体の変化やストレスの影響で胃に負担が来がちですし、しっかりとケアをした方が良いでしょう。
今回ご紹介する胃が重い方にも良い漢方薬は六君子湯(りっくんしとう)です。
効能は体力中等度以下で、胃腸が弱く、食欲がなく、みぞおちがつかえ、疲れやすく、貧血性で手足が冷えやすいものの次の諸症:胃炎、胃腸虚弱、胃下垂、消化不良、食欲不振、胃痛、嘔吐となっています。
また、養生としてオススメの食材は・・・
オートミール・じゃがいも・さつまいも・ちんげんさい・エンドウ豆・インゲン豆・山芋・ネギ・にんじん・にんにく・ひよこ豆・ニンニクの芽
上記も脾の健康を保つ上で摂ると良いでしょう。
食事というのは私たちの生命維持には欠かせない物ですし、尚且つ楽しめる物で有り、胃の不調はその楽しみを損ないかねません。
先述したとおり、胃の不調は美容や健康に多大な影響をもたらしてしまいますので、脂っこい物や冷たい物など、胃に負担が来るのはほどほどにして食べ過ぎないように気をつけましょう:)