都内では30度を超えて真夏日並の気温になったり、台風1号の出現など、本格的な夏になりつつありますね。
あまり知られていませんが、夏に不安感・焦燥感を感じる方は多いです。
東洋の知識からの目線から見ますと、夏は五臓の「心」と深い関係にあります。
心とは、心臓のように血液の循環の機能だけでなく、精神や意識などの、いわゆる「こころ」の機能にも関係がある概念になります。
夏はこの心に負担が行きやすいとされており、心が弱ると不安感・焦燥感が強まるだけでなく、のぼせやすくなる・不眠や夜中に良く目が覚めるなど、体調を崩しやすくなるとされています。
また、脾(消化器官全般を含んだ概念)も弱まりますと思い込み、考え込みが強くなってしまうと共に、食欲不振や消化不良、気力が無くなってしまうと考えられていますので、一緒にケアをするのが良いでしょう。
まとめますと、夏に不安感・焦燥感が強まる方は心と、そして脾のケアも一緒にすることをオススメいたします。
養生としてオススメの食材は・・・
トマト・キュウリ・ナス・オクラ・ピーマン・ゴーヤ・モロヘイヤ・山菜・ココナッツ・ひじき・ウーロン茶・緑茶・いんげん豆・そら豆・ニンニクの芽・にんじん・山
芋・ネギ・ちんげんさい
上記になります。
また、漢方薬には不安感や焦燥感に良い漢方薬もありますので、気になる方は相談をするのも良いでしょう。
もしも精神的な不安、焦燥感が強い場合は、我慢せずに精神科・心療内科へ受診して相談をする事をオススメいたします:)