東洋では、目の下のクマは「瘀血(おけつ)」と呼ばれる血の巡りの滞りと関連づけて考えられることがあります。
ただし、クマの見え方や背景は人によって異なり、胃腸の働きに関わる「脾(ひ)」、目や血の巡りに関わる「肝(かん)」、年齢変化や水分代謝に関わる「腎(じん)」など、複数の視点から捉えることがあります。
ここでいう「脾」「肝」「腎」は、現代医学の脾臓、肝臓、腎臓そのものを指す言葉ではありません。東洋における体の働きのまとまりとして考えると分かりやすいです。
例えば、色は強くないのに目の下がふくらんで見える場合、東洋では「脾」の働きと関連づけて考えることがあります。
脾は、食べたものを消化吸収し、体に必要なものへ変えていく働きと関わるとされます。
胃腸に負担がかかる食事が続いたり、冷たいものをとりすぎたり、疲れがたまったりすると、余分な水分がたまりやすい状態として捉えることがあります。
青っぽいクマや血色の悪さが気になる場合は、血(けつ)の巡りや「肝」の視点から見ることがあります。
肝は、東洋では目や血、気の巡りと関わると考えられています。
目を酷使する時間が長い方、夜更かしが続く方、ストレスで緊張しやすい方は、目元だけでなく、体全体の巡りや休息も意識したいところです。
黒っぽく影のように見えるクマや、年齢による目元の乾燥、ハリの変化が気になる場合は、「腎」の考え方と関わります。
東洋では、腎は成長や年齢変化、水分代謝、体の土台のような働きと関係するとされています。
40代以降は、肌のハリや弾力の変化が目元に出やすくなるため、外側のケアだけでなく、体をいたわる生活習慣も大切になります。