最近は辛い物がブームになっており、よく食べている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
これから夏になるにかけ、辛い物を食べたくなる時期になりますが、今回はそんな方に向けて注意をして頂きたい事のご紹介になります。
古い中国の医学書によりますと、「多食辛、則筋急而爪枯」という記述があります。
簡単に翻訳しますと、「辛い物を食べ過ぎると筋がひきつって爪も枯れてしまう」という意味になります。
辛い物を食べすぎると筋肉に引きつりが起こり、爪にも悪影響が出てしまうという訳ですね。
40代以上の女性はどうしても爪がもろくなりやすいですし、過剰に辛い物を摂ると過剰に皮脂が分泌され肌荒れの原因にもなりますので、美容のためにも注意が必要です。
また、「気滞(気の流れが悪く滞留している:イライラや怒りやすいなど、精神が不安定になりやすくなる状態)」の方も強い辛みがある物は避けた方が良いとされています。
西洋学的に言いますと、辛い物の取り過ぎは胃腸に負担が行き逆流性食道炎や下痢、最悪の場合食道ガンや胃ガンの原因にもなります。
他にはホットフラッシュの原因にもなりますし、西洋学的にも40代以上の女性は辛い物の取り過ぎには注意をすべきでしょう。
注意が必要とはいえ、適切に摂れば辛い物は気血の流れを良くし、発汗を促し夏バテなどの食欲不振予防にも良いとされています。
適度に摂り、食べ過ぎないように注意をしましょう:)