ホットフラッシュは西洋学的に見ますと、女性ホルモンの分泌の低下・自律神経の乱れにより発症するとされています。
女性ホルモンのバランスに関係する視床下部は自律神経にも大きく関わっており、それ故に自律神経と女性ホルモンは互いに影響し合っているため、片方が崩れるともう片方にも影響が出ます。
東洋の目線から見ますと、ホットフラッシュの原因は肝と腎の働き・気や血の流れの乱れなどが関わっています。
肝は自律神経や気の流れに関わりがあるとされており、肝が弱るとホットフラッシュが起こりやすくなります。
また、腎も自律神経と関わっているとともに、腎が弱ると体の水不足で潤いがなくなり、ホットフラッシュの症状が出やすくなります。
ホットフラッシュの方向けの漢方薬は色々とあり、ここでは全ては上げられませんが、市販でも買える物をいくつか軽くご紹介いたします。
・知柏地黄丸
→手足のほてりや口渇を感じる方へ※
・加味逍遙散
→不安やイライラ・ストレスをよく感じる方へ。比較的に範囲が広い※
・桂枝茯苓丸
→血行不良による肩こりや、下半身の冷えも感じる方※
・女神散
→加味逍遙散より適用範囲は狭いですが、めまいが起こるなど症状が少ない方に※
※漢方薬が合うか合わないかは人によって様々ですし、注意点も違いますので、悩まれている方はお近くの漢方薬局や薬の資格者・または婦人科へ相談をしてみましょう。
肥満気味の方はホットフラッシュが出やすく、尚且つ重症化しやすい傾向もあるとされているため、自律神経を整えるためにも軽い運動はとてもオススメです。
また、血糖値の乱高下もホットフラッシュに関係しているとも言われていますので、食物繊維をより意識し、糖分が多く入った飲料などはなるべく避けるのも大切です:)