40代以上の女性でお体の悩みとして良く上がるのはひざの関節の痛みについてです。
実は女性ホルモンのエストロゲンは関節にも関係しており、エストロゲンが減ることによって関節を支えている軟骨の衰え、関節内部の水分も減少します。それに血流の巡りが悪くなることによって関節の痛みに繋がります。
実は40代になってからひざの関節が・・・と大なり小なり感じている方も多いのではないでしょうか。
今回ご紹介するひざの関節に良い漢方薬は「防己黄耆湯(ぼういおうぎとう)」です。
効能は体力中等度以下で、疲れやすく、汗のかきやすい傾向があるものの次の諸症:肥満に伴う関節の腫れや痛み、むくみ、多汗症、肥満症(筋肉にしまりのない、いわゆる水ぶとり)となっています。
ダイエットの漢方としても有名ですが、更年期による関節痛にも使われたりします。体の水分バランスを整え、関節の症状を軽減してくれますよ。
良いとは言いましても、関節に良い漢方薬は複数存在しますし、飲めない方もいます。
気になる方は一度ドラッグストアや薬局に行かれて薬の資格者へ相談をなさるのがよろしいかと存じます。
また、大きな目線で見ますと、40代以上の女性のひざの関節には腎が関わっている場合があります。
腎とは腎臓などの泌尿器系全般などを指す概念であり、免疫やホルモンバランスにまで関係があります。
腎は加齢によって衰えやすく、白髪や抜け毛、腰の痛みや耳鳴りなどの所謂老化現象が起きやすくなります。
ホルモンバランスの乱れは膝の痛みにも関係しているため、40代以上の女性の健康や美容のためにも腎のケアもしっかりと実施すべきでしょう。
養生としてオススメの食材としては・・・
クコの実・栗・豚肉・松の実・くるみ・黒豆・黒米・黒キクラゲ・黒胡麻・山芋・牡蠣・わかめ・昆布・ヒジキ・カシューナッツ・桑の実・えび
上記が良いでしょう。
注意して頂きたい事としては、ひざの関節痛は変形性膝関節症などの症状の一つだったりします。
もし熱がある・朝にこわばるなど気になる症状が出ている場合は整形外科へ受診されることをオススメいたします:)