風邪を引いたら鼻づまりになって大変困ったという経験は誰しもがしたことがあると思います。
鼻づまりになりますと、鼻声になってしまいますし、呼吸がしづらくなるので大変辛いですよね。
今回は鼻づまりに良い漢方薬をいくつかご紹介いたします。
最初にご紹介するのは葛根湯加川芎辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)になります。
効能は比較的体力があるものの次の諸症:鼻づまり、蓄膿症(副鼻腔炎)、慢性鼻炎になります。
お風呂に入ったら通りが良くなる方や、鼻水が治っても鼻づまりだけ残っている方にも◎です。
次にご紹介するのは辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)です。
効能は体力中等度以上で、濃い鼻汁が出て、ときに熱感を伴うものの次の諸症:鼻づまり、慢性鼻炎、蓄膿症(副鼻腔炎)になります。
こちらは鼻づまりだけでなく、黄色い鼻水に鼻の奥が乾燥している感じがする方にも◎です。
チクナインに入っている漢方薬としても有名ですね。
次にご紹介するのは荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)になります。
効能は体力中等度以上で、皮膚の色が浅黒く、ときに手足の裏に脂汗をかきやすく腹壁が緊張しているものの次の諸症:蓄膿症(副鼻腔炎)、慢性鼻炎、慢性扁桃炎、にきびになります。
こちらは慢性化してしまった鼻づまりによく、後鼻漏といって鼻水が喉にたれてしまうタイプに向いています。
今回ご紹介した漢方薬は市販でも手に入りますが、飲めない方や注意すべき方などもいらっしゃいます。
自分ではこの漢方薬があっているかもと思っても、実際にはほかの漢方薬の方が適していたなんて例もございますので、気になる方は薬の資格者へ相談をしてからご購入することをオススメいたします。
他にも、鼻詰まりに困っているときは部屋を加湿したり、鼻の付け根に温かいタオルで温めることも有効です。
また、やけどしないように気を付ける必要はありますが、水を沸かして鼻と口(口はあける)に蒸気をあてることも有効とされていますので、困っていらっしゃる方は試されてみてください:)