今朝のニュースでPM2.5の列島襲来が話題になっていましたね。
PM2.5とは、大気中に浮遊する粒子のうち、粒子の大きさが2.5μm以下の非常に小さな粒子の事を指します。
最近の市場にはPM2.5対策となっているマスクがたくさんありますね。
ただ、マスクの構造上顔に密着してガードするわけではありませんし、ある程度はどうしても吸い込んでしまいます。
また、肌にPM2.5がついた場合肌荒れの原因にもなったりしますし、結局は体に影響が出てしまう方もいらっしゃるでしょう。
東洋の目線から見ますと、PM2.5などの外気の影響から体を強くするためには「肺」と「脾」「腎」が大きく関係しています。
ここでいう肺は臓器の肺だけでなく、肌や粘膜、鼻にも関係があり、衛気(=免疫力のような物。要はバリア)を体に張り巡らせて体を外気から守っていると考えられています。
脾は胃腸を含めた消化器官全般を指し、衛気を生成する大切な器官でもあります。そして腎も呼吸するうえで非常に重要で、腎と肺がうまく機能しないと喘息などの原因になると考えられています。
まとめますと、PM2.5から体を防御するためには肺と脾・腎をケアする事がオススメというわけです。
養生としてオススメの食材は・・・
黒ゴマ、黒豆、黒米、黒キクラゲ、白キクラゲ、白ゴマ、梨、豆乳、松の実、大根、れんこん、バナナ、ヤマイモ、カブ、人参、ジャガイモ、いんげん豆、枝豆
上記を意識すると良いでしょう。
ただ、今回ご紹介したのはあくまでも防御方法です。治療法ではありません。
喘息・鼻水などに良い漢方薬などもたくさんありますので、すでに症状が出てしまっている方は受診をするか、お近くの漢方薬局、薬の資格者へ相談するようにしましょう。