東洋では「筋」「肝」「血(けつ)」を手がかりにする
東洋では、筋肉や腱の状態を考える際に、「肝」や「血(けつ)」の働きを一つの手がかりとします。
ここでいう肝は、西洋医学の肝臓そのものではなく、血を蓄え、筋の働きや体の動きを滑らかに保つ働きを含んだ伝統的な概念です。
また、東洋には、全身を養い潤す「血(けつ)」という考え方があります。
疲労、加齢、睡眠不足、偏った食事などが重なり、筋を十分に養えない「血虚」の状態では、筋肉のこわばりや引きつりが現れやすいと説明されることがあります。
ただし、足がつるから必ず血虚や肝の不調であると決めつけるものではありません。
疲れやすさ、顔色、皮膚の乾燥、睡眠、食欲など、全身に現れている状態を合わせて考えるのが東洋の特徴です。
東洋でいう「肝」や「血」は、西洋医学の臓器や血液と同じものではありません。
原因となる病気や薬の影響を確認する西洋医学と、体全体の状態を見る東洋を分けて考えることが大切です。