寝ているときに一度足をつってしまうと、もう寝るのが怖くなりますよね。
いきなり来るあの痛みは二度と経験したくない・・・と思っている方も多いと思います。しかも痛い時間は結構長いですし・・・。
対処法を知らないと悶絶級の痛みですので、なんとかしたいと考える方は多いです。
東洋の目線から見ますと、他にも要因はありますが足がつりやすいのは「肝」「瘀血」が大きく関わっていると考えられています。
「肝は筋を司る」という言葉が有り、筋肉と肝はかなり密接な関係にあるとされています。
肝が弱ると筋肉がつりやすくなるだけでなく、爪がもろくなる・イライラしやすくなる・肩凝り、目の疲れ・かすみ目など、肉体だけでなく精神にも影響しますのでしっかりとケアをしたい所ですね。
また、瘀血(=血が滞る)によっても足はつりやすくなると考えられているので一緒にケアをした方がよいでしょう。
養生としてオススメの食材は・・・
・クコの実・貝類(アサリ、シジミ)・豚肉・柑橘類・山査子・梅干し・ニラ・セロリ・タマネギ・ピーマン・ニンニク・黒きくらげ・黒豆・ちんげんさい
上記になります。
また、西洋学的にはビタミンB1/Eやタウリンにカルシウム・カリウムなどのミネラルもつらないために重要になります。
水分補給や運動する前や就寝前にストレッチをすることも大切ですよ。
漢方薬でオススメなのは芍薬甘草湯になります。
効能は体力に関わらず使用でき、筋肉の急激なけいれんを伴う痛みのあるものの次の諸症:こむらがえり、筋肉のけいれん、腹痛、腰痛となっており、まさに足がつりやすい方にはぴったりの漢方薬になります。
夜の足のつりだけでなく、良く登山をする方など運動系の趣味をもたれている方には、何かあった時用の頼もしい味方になってくれるだけでしょう。
ただ、お薬ですので飲んではいけない方・注意すべき方などもいますので、買う前に相談する事をオススメいたします。
また、もしつってしまった時の対応法ですが、つった筋肉を慌てずに伸ばす事が重要になります。
例えば、ふくらはぎがつった時は足の指を自分の方に向けてゆっくり引っ張って下さい。ふくらはぎが伸びて痛みが和らぎます。
その後はつった箇所を温めて(手でさするでも可)、マッサージをしたあとはミネラル・水分を補給しましょう。
また、足がつるというのは重大な病気(糖尿病など)の可能性があります。
頻繁につる場合は内科を受診するか、運動中や特定の動作でつる場合は整形外科での受診をオススメいたします。