このまま冬の寒さになると思ったら、また27度程度の気温予報が出ています。
寒暖差が凄すぎですね。こういう時に限って風邪を引いたり体調が悪くなったりしがちですので、皆様お気をつけ下さい。
風邪の漢方薬といいますと、葛根湯が非常に有名ですね。漢方薬=葛根湯というイメージの方はたくさんいらっしゃると思います。
風邪を引いたらとりあえず飲んでる!という方もいらっしゃることでしょう。
ですが、漢方薬はその人の体質や症状を考慮し、適切な漢方を飲まれることが重要です。
今回皆様には、風邪の漢方薬には葛根湯以外にも複数種類が有り、体質や症状に合わせた物を摂る事が大切というのをお伝えしたく存じます。
葛根湯は効果範囲が幅広く優秀な漢方薬ですが、症状によっては他の漢方を飲んだ方が良い場合があるという事ですね(そもそも飲んじゃいけない方や注意すべき方もいます)。
風邪の漢方薬は多くありますが、今回は例として鼻風邪や花粉アレルギーにも良い小青竜湯(しょうせいりゅうとう)をご紹介致します。
効能は体力中等度又はやや虚弱で、うすい水様のたんを伴うせきや鼻水が出るものの次の諸症:気管支炎、気管支ぜんそく、鼻炎、アレルギー性鼻炎、むくみ、感冒※、花粉症となっています。
※感冒とは簡単に言いますと風邪の事です。
葛根湯と小青竜湯の大きな違いは鼻水を改善させる生薬が多く入っていることであり、透明でサラサラとした鼻水や、くしゃみ、鼻づまりなどの症状がある場合に出されることが多く、鼻風邪や花粉アレルギーの方に用いられたりしています。
上記の小青竜湯以外にも、葛根湯とは適応する症状や効能が異なる複数の漢方薬があります(柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)等)。
ではご自身に合ってない漢方薬を飲まれたらどうなるの?といった話ですが、結論から言いますと、かえって症状が悪くなったり、副作用が出やすくなる可能性があります。
高血圧などの疾患をお持ちの方等、人によっては飲めない・飲む前に医師や薬の資格者へ相談すべき物もありますので、その点も注意が必要です。
風邪の漢方薬は複数有り、これらの漢方薬を使い分けることが非常に重要だということをご理解頂けたら幸いでございます。
また、これらに漢方薬をご自身の体調、症状によって使い分けることは薬の資格者等専用の知識を持った方でないと難しいです。
今まで風邪を引いたら葛根湯を迷わず買っていた!という方は、これからの健康維持、副作用を防止するためにも薬の資格者へ相談する事をオススメいたします:)