甘い物というのは一度食べたら中々止められず、ついつい食べ過ぎてしまいますよね・・・。
以前「東洋から見た40代以上の女性で甘いものが食べたくなる方に注意して欲しい事」という記事を書きましたが、今回はもしも食べ過ぎてしまったらどうなるか?というお話になります。
結論から言いますと、甘い物を食べ過ぎると骨が痛んで髪が抜け落ちてしまう可能性があります。
東洋の言葉の中に「甘を多食すれば、即ち骨痛みて髪落ちる」というものがあり、簡単に訳すと上記の内容になります。これは甘い物を食べ過ぎると腎が傷つくことを指しています。
腎とは泌尿器系全般などを指すだけでなく、免疫やホルモンバランスの代謝・骨まで関係している概念です。
腎が弱まりますと、上記の言葉通り髪の毛が抜ける・白髪・疲れやすくなる・皮膚が乾燥する・手足が冷えるなど、所謂老化の現象が起きやすくなります。
40代以上の女性はどうしても腎が弱くなりがちですので、甘い物を食べ過ぎると腎に追い打ちをかけてしまうため細心の注意をするべきでしょう。
また、「味、甘に過ぎれば、心気喘満、色黒く、腎気たいらかならず」「甘は肉を傷る」という言葉もあります。
これは「甘い物を食べ過ぎると心気が安定せず、顔色が黒くなり、腎気もバランスが崩れてしまう」「甘い物を食べ過ぎると肥る(ふとる)」という意味です。
これらの言葉通り、甘い物の食べ過ぎは腎だけでなく、全身にまで影響を及ぼしかねないという事がわかりますね。
うわー・・・耳が痛くなる話だ・・・と思った方は多いのではないでしょうか。
甘い物を食べ過ぎている40代以上の女性はしっかりと腎を労った方がよろしいかと存じます。
養生として良い食材としては・・・
クコの実・栗・豚肉・松の実・くるみ・黒豆・黒米・黒キクラゲ・黒胡麻・山芋・牡蠣・わかめ・昆布・ヒジキ・カシューナッツ・桑の実・えび
上記が挙げられます。
甘い物の摂りすぎは糖尿病や鬱病、骨粗鬆症など、様々な病気を引き起こしてしまう可能性があります。
そして食べ過ぎは腎に悪い・・・と思ってもいきなり甘い物をがっつり減らすのはとても大変なことです(出来ている方は本当にすごい!!)。
甘い物に限った話ではありませんが、徐々にでも良いので甘い物の数を減らし、程々に食べて楽しむようにしましょう:)
(食べ過ぎは×ですが、甘酒(ノンアルコール・砂糖不使用)やはちみつは胃腸にも良いのでオススメです)