スマホと睡眠:習慣が質を決める
NTTドコモ・モバイル社会研究所の調査では、就寝前にスマホを見る習慣がある女性は30〜40代で約8割、50代で約6割という結果があります。
ブルーライトや情報刺激は、体内時計や寝つきに影響します。
「寝る直前までスマホ」は、腎・肝の回復時間(=夜の“メンテナンス”)を削る行為。
見たい気持ちはよくわかるのですが、美容と体調のためにも“夜のスクリーン断ち”はとても効果的です。
※研究には幅があり、光の強さやコンテンツの刺激性などでも影響は変わり、個人差があります。
今日からできる“夜更かし脱出”の段取り
1)「締めの儀式」をつくる
就寝90分前に入浴(ぬるめでOK)。深部体温がゆっくり下がることで自然な眠気が来ます。
温かいお茶で切り替え(番茶・ハーブティーなどカフェイン控えめ)。湯気を吸い込む深呼吸も一緒に。
2)光と温度を整える
就寝1時間前から照明はワントーン落とす。画面は“夜間モード”ではなく“見ない”が理想。
寝室は「ひんやり+布団であたたかく」。足先が冷える方は薄手のレッグウォーマー。
3)“肝”をほどく呼吸とほぐし
吐く息を長めに3〜5回(鼻から吸い、口から細く長く)。
こめかみ・耳前・うなじを円を描くようにゆっくりさする。肩甲骨を小さく回して力みをオフ。
4)カフェインと糖を“日中に寄せる”
カフェインは昼過ぎまで。夜の甘いものは血糖の揺れで浅眠の原因に。どうしても食べたい日は量を半分・時間は夕食直後に。
5)翌朝の“貯金”で夜をラクに
朝日を浴びて体内時計を合わせる。
朝はたんぱく質を少量でも(卵・豆・魚など)。日中のだるさと夜のドカ食いを抑えます。