正しいパワーナップのやり方
それでは、具体的なやり方を見ていきましょう。ポイントは大きく4つです。
① 時間帯は「お昼〜午後の早い時間」に
おすすめは、昼食後から15時ごろまでの間です。
この時間帯はもともと眠気が出やすい時間帯とされており、体のリズムとしても仮眠を取り入れやすい時間です。
逆に、16時以降や夕方以降の仮眠は、夜の寝つきを悪くすることがありますので、なるべく避けた方が安心です。
② 長さは「15〜20分」を目安にする
パワーナップでは、長く眠りすぎないことがとても大切です。
目安としては、15〜20分程度が推奨されます。
これ以上長く眠ってしまうと深い睡眠に入りやすく、起きたときに強いだるさを感じたり、その夜の睡眠に影響したりする可能性があります。
必ず、事前にアラームをセットしてから目を閉じるようにしてください。
③ 姿勢は「椅子に座ったまま」
横になってしっかり眠ってしまうと、どうしても長時間の睡眠になりやすいため、パワーナップでは「椅子に座ったまま」が基本です。
・背もたれにもたれかかる
・首が不自然な角度にならないよう調整する
・可能であれば、首枕や小さなクッションを使う
といった形で、リラックスしつつも深く眠りすぎない姿勢を意識してみてください。
④ 環境づくりとアラーム
できれば、少し暗めで静かな環境が理想です。アイマスクを使ったり、照明を少し落としたりするのも良い方法です。
アラーム音は、あまり刺激の強いものではなく、穏やかな音やメロディーを選ぶと起きたあとの負担が少なくなります。
起きたあとは、すぐに動き出さずに、首や肩を軽く回したり伸びをしたりして、ゆっくり体を起こしてください。
ここで大事なのは、「眠れなくてもOK」という点です。目を閉じるだけでも意味があります。
「短時間で眠るなんて無理」「15分で寝つける気がしない」という方も多いと思います。
パワーナップというと「眠れなければ失敗」のように感じてしまいますが、実はそうではありません。
脳は、目から入る情報を常に処理していますので、目を閉じて外からの刺激を減らすだけでも、脳の負担はかなり軽くなるといわれています。
実際に、眠れなかった場合でも「少し頭が軽くなった」「気分転換になった」と感じる方は少なくありません。
ですので、
・眠れなければ意味がない
・うまく眠れなかったから失敗
と考えず、「目と脳を休ませる時間」として、ゆったり取り組んでいただくのがおすすめです。