東洋の知識から見た食後に眠気を感じてしまう方向けの対策

お昼ごはんのあと、もうひと踏ん張りしたいのに、まぶたがふっと重くなることがあります。

 

 

会議や家事の段取りに集中したいのに、体と頭が少しだけスローモーションになる。

 

 

そんな経験は、どなたにもあるのではないでしょうか。

 

 

今回は、東洋の目線(漢方)から「なぜ食後に眠くなるのか」をたどり、今日から静かに効いてくる整え方までご紹介します。

 

 

※一般情報としてのご案内です。体調に不安がある場合は医療専門家へご相談ください。

 

 

結論から申し上げますと、食後の強い眠気は“脾(ひ)”をやさしくいたわることが近道になります。

 

 

漢方でいう脾は、胃腸そのものだけでなく、食べたものを消化・吸収し、からだを動かす“気(エネルギー)”へと変えてくれる概念を指します。

 

 

ここがくたびれていると、食べても力になりにくく、かえってだるさや眠気が顔を出しやすくなります。

 

 

早食いや高糖質に偏る食事は食後血糖の急上昇→その後の急降下を招き、強い眠気につながることもあります。

一、脾と食後の眠気の関係

 

脾は温かく、淡い味つけで、過不足のない食事を好みます。

 

 

早食いや詰め込み、冷たい飲み物やデザートの重ね飲み・食べは、消化の流れに負担をかけます。

 

 

 

甘味や脂っこいものに偏る献立、雨や湿気、冷え、運動不足が重なる日は、からだ全体の“重だるさ”が強まり、午後のぼんやりにつながりやすくなります。

 

 

 

しっかり食べれば元気になるはず」と頑張った結果、満腹の重さとともに急に眠気が押し寄せることがあります。

 

摂った栄養のエネルギー化が追いつかないうえ、血糖の揺れが大きいと、からだは一段と“休みモード”へ傾きやすくなります。

 

 

 

まずは脾に無理をさせない食べ方へ、小さな舵を切ることが大切です。

二、食べ方の整え方

 

 

最初のひと口を温かい汁物にすると、胃腸がほどよく温まり、食べすぎのブレーキが自然にかかります。

 

 

よく噛むことは、それだけで“脾の味方”。

 

 

一口ごとに形が変わる感覚をたどると満足感が高まり、量も落ち着きます。

 

献立は「主食・たんぱく質・野菜」を少しずつ、品数を散らすイメージが合います。

 

 

白米やお粥、オートミール、じゃがいも・さつまいも・山芋などの穀類・いも類、豆や豆製品、きのこなどは脾を支える定番です。

 

 

油や砂糖はゼロにしなくても構いませんが、量と頻度を落ち着かせるだけで体は応えてくれます。

 

 

甘いものが欲しい日は、量を小さくし、食事と一緒(または食後すぐに少量)にするのがおすすめです。

 

 

空腹の単独おやつよりも、食物繊維やたんぱく質と同時のほうが血糖の揺れが穏やかになりやすく、食後の眠気を招きにくくなります。

三、食後の過ごし方

 

食後すぐに極端な前かがみで固定されると、胃の逆流や不快感を招きやすいことがあります。

 

 

背すじをそっと伸ばし、呼吸を一度広げてから作業に戻るだけでも流れは落ち着きます。

 

屋内外を数分歩く短い散歩は、血のめぐりと気分の切り替えに役立ちます。

 

 

眠気対策としてコーヒーを選ぶ日もあると思いますが、就寝の6〜8時間前以降のカフェインは控えめに

 

 

午後遅い時間の摂取は睡眠の質に跳ね返りやすく、翌日のコンディションにも響きます。

四、漢方薬という選択肢

 

 

脾の弱りが背景にある場合に検討される処方の一つに、補中益気湯(ほちゅうえっきとう)があります。

 

名前のとおり「中(消化器)を補い、気を益す」ことを目指した処方で、市販薬では「体力虚弱で、元気がなく、胃腸のはたらきが衰えて、疲れやすいもの」に対する効能が示されています。

 


ただし、適否や用い方は体質・既往歴・併用薬によって変わります

 

自己判断での長期連用は避け、医師・薬剤師・登録販売者などの専門家へご相談ください。

 

 

同じ“食後の眠気”でも、胃もたれや冷え、ストレスの状態で別の処方が合うこともあります。

五、受診の目安とまとめ

 

毎回のように我慢できないほど強い眠気が出る、のどの渇きや多尿、体重変化、強いだるさが重なる場合は、食後高血糖や睡眠の問題などが絡んでいる場合があります。

 

 

単なる“眠気ぐらい”と片づけず、気になるときは早めの受診をおすすめします。

 

 

 

完璧を目指す必要はありません。

 

たとえば「最初に温かい汁物」「よく噛む」「食後に背すじを伸ばして数分歩く」

 

 

この三つだけでも、午後の景色は変わります。

 

 

食べる楽しみを持ちながら、脾にやさしいペースと温度を取り戻していきましょう。

 

 


本記事は一般的な情報の提供であり、医薬品・医療行為ではありません。体調や感じ方には個人差があります。症状が強い、長く続く場合は医療機関や専門家へご相談ください。ご質問は公式LINE・DMへお気軽にどうぞ。

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