自分を責めず、体の声に耳を傾ける
忙しい40代以上の女性は、どうしても家族や仕事を優先し、ご自身の休息を後回しにしてしまうことが多いと感じます。
しかし、東洋の考え方では「よく眠り、よく食べ、よく休むこと」が何よりの養生です。
特に朝が辛いときほど、「もっと頑張らなければ」とご自身を追い込むのではなく、「少しでも体をいたわる時間を確保する」方向に意識を向けていただきたいと思います。
朝起きるのがつらい日が続くと、「自分は怠けているのではないか」「根性が足りないのでは」と不安になってしまう方もいらっしゃいます。
けれども、年齢的な変化や、気・腎・肝の状態が影響していることも多く、決してご自身の性格や努力不足の問題だけとは限りません。
少しずつ睡眠リズムを整え、体を温める食事を心がけ、日中に軽く体を動かす。
その積み重ねが、ゆるやかではあっても、朝のつらさを和らげる助けになるはずです。
無理のない範囲で、ご自身のペースで取り入れてみてください。
なお、ここでお伝えしている内容は、あくまで東洋医学や養生の考え方に基づいた一般的なお話です。
強いだるさが長く続く場合や、息切れ・動悸・強い不眠など気になる症状がある場合は、自己判断に頼りすぎず、早めに医療機関や専門家にご相談ください。
上手に休息と養生を取り入れて、朝の時間を少しでも楽に迎えられる日が増えますように。