一方、東洋の知識では、古い中国の医学書に「久立傷骨」という考え方があります。
これは、長く立ち続けることは骨や体の土台に負担をかけやすい、という意味で捉えられます。
また、「腎は骨を主る」とされ、腎は骨、腰、耳、髪、年齢による変化などと関わりが深いと考えられています。
ここでいう「腎」は、西洋医学でいう腎臓そのものだけを指すものではありません。
東洋では、年齢とともに変化しやすい体の土台のようなものとして考えられています。
さらに、「腰は腎の外府」という言葉もあります。
これは、腰は腎の状態が表れやすい場所の一つと考えられてきたことを示しています。
もちろん、腰痛の原因をすべて腎だけで説明することはできません。
筋肉の疲労、姿勢、体重、運動不足、靴、仕事内容、睡眠、ストレス、加齢による変化など、さまざまな要因が重なります。
ただ、東洋の見方を取り入れるなら、40代以上の女性で立ち仕事が多い方は、腰や足だけを部分的に見るのではなく、体全体の土台を養う意識を持つことが大切です。