東洋の知識では、口の苦味も全身を見る手がかりです
東洋では、口の苦味を「口苦」と表し、体の状態を考える手がかりの一つとして扱います。
ただし、口が苦いという一つの症状だけで、特定の臓腑の不調や使用する漢方薬を決めるわけではありません。
漢方では、食欲、吐き気、便通、睡眠、暑がり・寒がりなどの様子に加え、舌、脈、腹部の状態も含め、その方の全体像から「証」を判断します。
同じように口の苦味を訴えていても、体質や一緒に現れている症状によって考え方は異なります。
日常の養生としては、暴飲暴食や夜遅い食事が続かないようにし、十分な睡眠と休息を確保することが基本です。
ストレスが重なっているときは、軽い運動、入浴、深呼吸など、自分に合った方法で気分を切り替える時間も大切にしましょう。
漢方薬を使用する場合も、「口が苦い方にはこの漢方薬」と一律に決めるものではありません。
現在の体調や体質に合っていない漢方薬を自己判断で使用せず、医師や薬剤師、登録販売者などの専門家へ相談しましょう。